目標に合意していても、次に誰が何をすればよいかが不明なら、実行は止まります。
作業計画(Workplan)は、目的を達成するための仕事を、担当、順序、必要な条件、期限とともに具体化した計画です。
大きな方針を、実際に着手して完了を確かめられる仕事へ移します。

作業を成果から分ける

たとえば、展示会で試作品を実演する場合を考えます。
「展示会の準備」では、試作品の調整、説明資料、搬送、会場での設置などが区別できません。
それぞれについて、どんな状態になれば終わりかと、受け取る人を決めます。
搬送先が決まる前に送り状を確定できないなど、前提となる情報も確認します。

担当と必要な時間を合わせる

各作業には、主に進める人と、協力や確認が必要な人を示します。
一人を複数の作業へ配置した場合は、同じ日に実行できる量かを確認します。
展示会の例なら、試作品を調整する技術者が、その間に搬送の準備もできるとは限りません。
会議や通常業務も含めて、使える時間を見積もります。

直近の仕事は詳しくし、先の仕事は情報が得られた時点で具体化する方法もあります。
ただし、長い納期の調達や外部への依頼は、後から詳しくすれば間に合うとは限らないため、早めに条件を確かめます。
作業の細かさは、担当者が次の判断をできる程度に選びます。

更新して使う

確認時には、予定した開始日だけでなく、完成したもの、残る仕事、止まっている理由を共有します。
試作品に不具合が出たら、修正、再試験、資料への影響を確認し、関係する担当へ伝えます。
計画どおりに進んだことだけを評価すると、必要な変更を知らせにくくなります。
情報が変わった結果として、誰が何を変えるかを決めます。

プロジェクト計画は全体の合意と管理方針、作業計画は実行の具体化に重点があります。
同じ資料へまとめる場合でも、承認した基準と日々変わる予定を区別します。
個々の作業単位はタスク、日程の表示はガントチャートも参照できます。

参考資料