解決策を探す会議で、最初の案の欠点を議論し続けると、別の案を出す時間がなくなります。
ブレインストーミングは、複数の案を出す時間を設け、他者の案も手がかりに選択肢を広げる方法です。
IDEOの進め方は、判断の保留、他者の案の発展、課題への集中などを示しています。

問いと参加者を用意する

仮の例として、オンライン講座で受講者が課題を提出しない問題を考えます。
「提出を増やす施策」だけで始めず、誰がどの場面で止まるかを調べます。
課題を始められない人と、提出操作に迷う人では必要な案が異なるためです。
観察した状況を共有してから、課題を小分けにする、相談時間を設ける、途中保存を加えるといった案を出します。

参加者には、講師、運営担当者、利用画面を作る人など、異なる情報を持つ人を含めます。
進行役は一つの案を短く記録し、発言が一部の人に偏ったら個人で考える時間を挟みます。
奇抜な案には、どの制約を外して考えたかを添えると、現実的な案へ発展させやすくなります。

発想と採否の議論を切り替える

判断を保留するのは、案を出す時間のルールです。
会議が終わるまで根拠を確認しない、という意味には広げません。
発想後は、どの問題に効く案か、顧客への確認が必要か、試す費用はいくらかを整理します。
投票を使う場合も、人気のある案と、効果の証拠がある案は分けて扱います。

講座の例なら、途中保存が役立つという案は、提出操作で離脱する受講者に試して確かめます。
課題の難度が原因の受講者には、別の検証が必要です。
大量の案を作ることだけを目標にすると、調べていない問題への機能追加が増えます。
会議の記録には、残した候補とその理由、確認したい前提、次の調査を残します。
結論を急いで案を一つにする必要があるかも、意思決定の期限に照らして判断します。

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