製品を作るには、顧客の課題、技術、提供の条件を同じ判断へ持ち寄る必要があります。
製品開発チームは、製品やサービスの企画、設計、検証、提供の準備を進める人々の集まりです。
担当範囲は組織によって異なりますが、実装する人だけを集めれば、必要な仕事がすべてそろうとは限りません。

顧客へ届くまでを見て編成する

たとえば、飲食店向けの注文端末を開発するとします。
顧客調査、画面と機器の設計、製造、設置、説明、保守などの技能が必要です。
すべてを専任のチーム内へ置けない場合でも、どの仕事を誰が担い、いつ参加できるかを確認します。
外部へ依頼する部分には、成果の受け取りと変更を判断する責任も置きます。

部門の目的を全体へ合わせる

製造は部品の共通化、営業は顧客別の機能、運用は機器の統一を求めるかもしれません。
それぞれの理由を聞き、対象顧客と事業の目的に照らして比較します。
注文端末の例なら、個別対応で売上が増えても、保守の負担が大きくなる場合があります。
一部門へ負担を押し出していないか、提供までの費用と条件を見ます。

判断と資源の権限

チームを編成する際には、予算、範囲、仕様、担当の配分を誰が決めるかを示します。
部門へ依存する資源が多ければ、調整する窓口と期限も必要です。
軽量級チームと重量級チームは、横断的な権限の設計を考える際の類型です。
名称を選ぶだけでなく、実際に決められる範囲を確認します。

継続した学びを残す

製品が公開された後も、利用、故障、問い合わせの情報を受け取ります。
開発の担当が変わる場合は、判断理由と未解決事項を引き継ぎます。
開発チームやプロジェクトチームと範囲が重なる場合もあるため、呼称だけで役割を排他的に分けないようにします。
成果を作るための共同作業はチーム協力とも関わります。

参考資料