期限と予算を示しただけでは、必要な仕事、判断、協力がそろうわけではありません。
プロジェクト管理(Project management)は、特定の目的を達成する取り組みに、知識、技能、方法を適用し、計画から実行、調整、終了まで進める活動です。
日程表を作る仕事はその一部に当たります。

何を完了させるかを共有する

たとえば、既存工場へ新しい検査装置を導入するとします。
装置の納入だけでなく、設置、既存設備との接続、性能の確認、担当者の訓練が必要になるかもしれません。
利用部門と、どの状態を完成とするかを確認し、必要な成果と仕事を分けて整理します。
対象外の作業も示せば、後から期待の違いが見つかる範囲を減らせます。

作業と資源を結びつける

仕事の順序、所要期間、必要な人や設備を合わせて計画します。
検査装置の例なら、設置場所の工事と装置の調達は並行できても、性能確認には両方の完了が必要です。
その関係を図にし、共通の専門家へ同時に仕事が集中しないかを確認します。
不確実な部分には仮定と調査を残し、数値を細かくするだけで確実になったと扱わないようにします。

実績から次の対応を選ぶ

実行中は、完成した成果、残る仕事、新しい問題を確認します。
遅れが出た場合は、原因を調べ、範囲、順序、資源、期限のどれを調整できるかを比較します。
品質の条件を黙って緩めるのではなく、受け取り手と判断者へ影響を示します。
当初の目的が有効でなくなったなら、中止や変更も検討します。

終了時には、成果の受け入れ、運用への引き継ぎ、未解決事項、学んだ内容を確認します。
プロジェクトが終わった後に効果を測る場合は、その担当を残します。
すべての案件へ同じ様式を課すより、規模や不確実さに合った管理の細かさを選びます。
プロジェクト計画は合意する方針、作業計画は実行する仕事の具体化、三重制約は調整する条件の関係を考えるために使えます。

参考資料