案内の文言や最初の操作を早く確かめたいとき、対象者がいる場所で短い試験を行う方法があります。
ゲリラテストは、限られた準備と短い時間で、参加者に製品や試作を使ってもらう簡易的な利用テストです。
近くにいる人へ無条件に尋ねる方法とせず、対象者と課題を選びます。
GOV.UKのポップアップ調査のガイドも、対象者が利用する場所で、簡単で明確な目的に絞る方法を示しています。

一つの作業へ絞る

たとえば、図書館の予約案内を改めたので、受け取り期限を探せるかを試すとします。
利用者が待つ場所で参加を依頼し、仮の予約通知を読んで行動を選んでもらいます。
試験は、期限と受け取り場所を理解できるかなど、短く説明できる範囲にします。
長い利用履歴や複雑な専門知識が必要な製品には、その場で集める方法が適さない場合があります。

会場には実施の許可を取り、参加者へ目的、所要時間、記録の扱いを説明します。
忙しい人に無理に協力を求めず、いつでも中断できると伝えます。
実際の個人情報を入力してもらう必要がなければ、試験用データを使います。
公の場所で話せない内容は、別の調査へ回します。

短時間でも行動を記録する

「わかりやすいですか」と聞くだけでは、実際に必要な情報を探せるかがわかりません。
まず自分で探してもらい、見た箇所、迷い、読み違いを記録します。
案内の作者が正解を説明してから試すと、初めて見る条件が失われます。
助けた場合は、その内容を残します。

参加した人の利用経験と、その場所へ来た理由も簡単に確認します。
図書館へ来た人だけでは、案内を理解できず来館しなかった人を含められません。
声をかけた人数と、参加した人数を残しても、その比率を市場全体の受容率にはできません。
通りかかった人を選ぶ方法は、統計的な無作為抽出とは異なります。

早い発見の次を決める

同じ読み違いが見つかったら、文言を直して別の参加者で再確認できます。
一方、少人数が成功したことだけで、全利用者に問題がないとは結論づけられません。
見つかった問題、試した対象、残る疑問を分けて報告します。
アクセシビリティや複雑な業務条件は、その条件を持つ参加者と別途確かめます。

詳しい経緯を聞くデプスインタビュー、自然な現場の観察は顧客現場訪問と組み合わせます。

参考資料