製品ラインは、共通する市場や顧客、用途に向けて提供する製品のまとまりです。
性能や価格の異なる製品を組み合わせ、顧客が目的に合うものを選べるようにします。
PDMAの用語集でも、共通の市場に向けた製品群として定義されています。
同じ基盤技術を共有していることは、製品ラインの必須条件ではありません。

製品ごとの役割を決める

仮の例として、小規模店舗向けの会計サービスを、基本版、複数店舗版、在庫連携版で提供するとします。
同じ顧客層へ販売していても、店の数や業務の複雑さによって、必要な製品は変わります。
ラインを設計するときは、各製品がどの顧客のどの課題に対応するかを説明します。
上位版の機能が多いという説明だけでは、選択や移行の基準が分かりません。

価格差、機能差、提供条件を合わせて確認します。
機能を細かく分割しすぎると、顧客は必要な組み合わせを判断しにくくなります。
逆に一つへまとめすぎると、小さな店舗にも不要な機能や料金を求めることになります。
問い合わせや契約時の迷いを調べると、構成の問題を見つけやすくなります。

販売上のまとまりと設計上のまとまり

製品ファミリーは、共通のプラットフォームから生まれた製品をまとめる考え方です。
こちらは、設計や部品の共有に着目します。
同じラインに異なる技術基盤の製品が含まれる場合も、同じファミリーの製品を別の市場へ販売する場合もあります。
販売の整理と設計の整理を一つの分類で済ませないようにします。

管理では、製品単体に加え、ライン全体の売上、利益、提供費用、顧客の移行を確認します。
ある製品の販売が伸びても、ほかの製品から置き換わっただけなら、全体の成果は違って見えます。
新たな用途へ対応する追加と、役割が重なる製品の整理を一緒に検討します。
各製品の位置づけを更新し、終了する場合の顧客の移行先まで示すと、ラインを維持する判断が具体的になります。

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