設計や実装の担当者がそろっていても、検証と引き渡しの仕事が抜ければ、成果は使える状態になりません。
開発チーム(Development team)は、必要な成果を設計、具体化、検証する人々の集まりです。
ソフトウェア、機器、サービスなどで構成は異なり、単にプログラマーだけを指すとは限りません。

完成までの仕事から技能を考える

たとえば、倉庫向けの入力端末を作る場合、画面と回路に加え、実物の扱いやすさ、通信、試験、運用の確認が必要になります。
完成した成果を使える状態へするには、どんな仕事が必要かを並べます。
そのうえで、必要な技能がチームにあるか、外部から得る必要があるかを確認します。
名簿に人がいることと、実際にその時間を使えることも区別します。

担当の境界を管理する

端末の形を変えたら、回路、操作、製造へ影響するかもしれません。
専門家がそれぞれの部分を独立に完成させるだけでなく、接続や全体の条件を早く確かめます。
小さく組み合わせた成果を見て、次に必要な変更を話し合います。
変更の理由と、誰の仕事へ影響するかを記録します。

個人の忙しさより成果を見る

全員が複数の作業へ着手していても、確認待ちが積み上がれば完成は増えません。
残る仕事、止まっている条件、支援が必要な場所を共有します。
必要に応じて担当を越えて協力し、技能が一人へ偏る場合は共有と育成を計画します。
専門資格や経験が必要な判断まで、無条件に代替できるわけではありません。

組織での意味を確認する

製品開発チームやプロジェクトチームと重なる場合もあります。
名称を排他的な分類と考えず、対象、責任、存続期間を確認します。
なお、2020年版のスクラムガイドは、スクラムチーム内の開発者を別の下位チームとして置きません。
スクラムの用語を使う場合は、旧来の「開発チーム」という呼称と、現在のスクラムチームの構成を区別します。

参考資料