会議で結論を急ぐ人と、条件を詳しく確認したい人では、必要とする説明が違うことがあります。
D型(Dominance)は、DiSCモデルで、結果、行動、挑戦を重視する傾向を表す名称です。
ここでは提供元WileyのEverything DiSCに沿って説明します。
能力の高さや、上司としての適性を直接表す区分ではありません。

判断に必要な条件を明確にする

たとえば、新製品の試験日程を決める会議で、担当者がすぐに実施日を選びたいと考えているとします。
背景を長く説明する前に、決めたい事項、選択肢、期限、各案の影響を示すと、話し合う対象がそろいます。
そのうえで、安全試験など省略できない条件を確認します。
素早い結論を望むことと、品質上の条件を無視してよいことは別です。

もし発言が速く、他の人の疑問を聞く時間がなくなるなら、未解決事項を一度記録します。
誰が何を確認し、いつまでに結論を出すかを決めれば、判断を止め続けずに必要な情報を集められます。
特性の説明を使って相手を変えようとする前に、情報の出し方と会議の進め方を調整します。

自分の行動を振り返る材料

Dの傾向があると感じる人は、行動を促す際に、相手が反対している理由を確かめます。
情報不足なのか、判断権限がないのか、リスクの見方が違うのかを分ければ、単に慎重すぎると評価せずに済みます。
試験の例なら、短縮できる準備と、省略できない確認を一緒に整理します。
これはモデルを使った対話の一例であり、D型の人すべてに同じ対応が必要という意味ではありません。

人を四種類に固定しない

Everything DiSCでは、誰もが複数のスタイルの特徴を持つと説明されています。
結果から、採用の合否、技術力、誠実さまで推定することはできません。
本人の意図や現在の状況を聞き、実際の行動をもとに確認します。
正確さを重視する傾向はC型、対人面の働きかけを重視する傾向はI型と比較できます。

参考資料