製品開発には、顧客の問題を調べる仕事に加えて、投資の合意、提供の準備、販売後の学習があります。
クォーツオープンフレームワーク(Quartz Open Framework)は、これらを六つの活動と継続的な学習で整理する製品管理の枠組みです。
Steve Johnsonによる説明では、発見から市場との接続までを扱っています。

六つの活動を見渡す

  • Discover:誰のどの問題を解くかを調べる。
  • Commit:目標と投資の根拠を示し、取り組みへの合意を得る。
  • Describe:対象者と問題、受け入れ条件を開発に伝える。
  • Create:解決策を作り、優先順位と進展を管理する。
  • Deliver:販売や提供を開始できる体制を整える。
  • Connect:利用と市場の反応を追い、次の判断につなげる。

これらの中心には学習を置きます。
図の項目を埋めたかより、次の判断を変える情報が得られたかを確かめます。
活動を部署の境界と一致させる必要はなく、問題の調査と開発の担当者が一緒に動く場合もあります。

発売後の仕事を計画に含める

仮に、設備保守の予約サービスを作るとします。
利用者に必要な予約枠を調べ、開発と提供にかかる費用を承認してもらい、予約と変更の条件を定めます。
画面を完成させても、作業員への割り当て、電話での変更対応、顧客への案内がなければ提供は始まりません。
この枠組みは、開発の完成と提供の開始の間にある仕事を点検するために使えます。

開始後は、申込件数だけでなく、予約どおり保守を受けられたか、変更がどこで止まったかを確認します。
利用が少なければ、案内の不足、対象顧客の違い、予約条件の不適合などを分けて調べます。
単に広告を増やすと決めず、得られた情報を問題の定義や提供条件へ戻します。

既存の方法と組み合わせる

六つの活動は、調査や設計の詳しい手法を置き換えるものではありません。
聞き取りにはインタビュー、試作にはデザインの方法、開発にはチームの反復的な進め方を使えます。
現在の仕事を対応づけ、抜けている判断と過剰な引き継ぎを見つけます。
新しい用語を導入しただけで、責任や権限まで整ったと考えないようにします。

各活動で誰が何を決め、どの証拠を次へ渡すかを具体化します。
固定の書類を増やすより、その組織の製品と提供条件に合わせて必要な記録を選びます。
顧客理解は顧客ニーズ、計画はプロダクトロードマップ、市場投入は商品化へつながります。

参考資料