「新製品を作る」という目標だけでは、担当者は次の作業と完了条件を判断できません。
タスク(Task)は、仕事を進めるために実行する具体的な作業単位です。
プロジェクト管理の方法によって活動、作業項目などの呼称も使われるため、対象の大きさと管理方法をそろえます。

完了を確かめられる大きさ

たとえば、「取扱説明書を準備する」を、原稿の作成、実物との照合、利用者による確認、公開へ分けるとします。
それぞれに、入力となる情報と、終わったと判断できる結果を示します。
原稿作成なら、対象の操作と掲載する注意事項が決まり、確認を受けられる状態を完了条件にできます。
細かく分けること自体が目的ではなく、依頼、見積もり、進捗の確認に使える大きさを選びます。

担当と依存を確認する

タスクには、進める人、必要な技能や設備、期限、先に終わる必要がある仕事を対応させます。
説明書の例なら、製品の操作を変える設計変更が残っている場合、どこまで原稿を先に進めるかを判断します。
入力がそろわない仕事を無理に着手しても、後で書き直す量が増えることがあります。
一方、確定している範囲だけを進める方法もあるため、依存をすべて一律に待つ必要はありません。

作業時間と期間は違う

手を動かす時間が半日でも、確認者の返答に数日かかるなら、完了までの期間は半日ではありません。
必要な作業量、待ち、担当者が使える時間を分けて見積もります。
人数を増やせば単純に短くなるとは限らず、引き継ぎや共有が増える場合もあります。
見積もりの前提が変わったら、残る仕事を再確認します。

タスクの件数や完了率は、成果物の価値や品質を直接示しません。
原稿のタスクが終わっても、利用者が操作できる説明になったかは別途確かめます。
タスクを全体の目的へ結びつける計画は作業計画、順序の表現はネットワーク図と合わせて使います。

参考資料