新製品の売上が事業全体にどれほど寄与しているかを、一定期間の比率で見る方法があります。
バイタリティ指数は、最近発売したと定めた製品の売上が、対象とする総売上に占める割合です。
期間と製品の範囲は企業によって異なります。
たとえばMedtronicの2023年報告書は、直近36か月に発売した製品を使っています。

分子と分母を固定する

仮に、年間売上が100億円、そのうち自社が定める過去三年間の新製品による売上が25億円なら、指数は25%です。
どの売上期間を使い、どの日付から新製品と数えたかを記します。
同じ名称でも、発売後三年と五年では結果が違うため、定義を確認せず他社と比較しないようにします。

改良品、地域を変えて発売した製品、買収した製品を含めるかも決めます。
年度ごとに都合よく範囲を変えると、比率の変化が開発成果なのか集計の変化なのかわかりません。
定義を変える場合は、以前の値との関係を示します。

高い比率の解釈

指数は、新製品の売上だけでなく、既存製品の売上によっても変わります。
既存の売上が急に減れば、新製品が伸びなくても比率が上がる場合があります。
分子の金額、分母の金額、製品群ごとの変化を合わせて確認します。
新製品が旧製品を置き換えた売上と、新しい需要から得た売上も区別します。

また、新製品売上の多さは、利益や資金の創出を保証しません。
開発、販促、導入支援、返品などの費用が大きい可能性があります。
利益、投資回収、顧客の継続と組み合わせて、事業への寄与を調べます。
長く使われる製品が安定した便益を生む業種では、低い指数が直ちに問題とは限りません。

指標を高めることだけが目標になると、小さな改良を新製品として分類し直す動機が生まれます。
新しさの区分と、達成したい事業上の変化をそろえる必要があります。
発売件数では見えない売上への寄与を把握する道具として使い、目標値は製品の更新周期と事業の条件に合わせて設定します。
実績の変化が投資方針と一致しているかを定期的に確認します。

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