必要な製品を外部から購入しても、そのまま目的の仕事へ使えるとは限りません。
獲得活動(Acquisition effort)は、必要性の整理、候補の選択、評価、導入を通じて、求める能力を得るための取り組みです。
この語の対象は文脈によって異なるため、ここでは製品やシステムを外部から得る活動を扱います。

欲しいものより必要な結果を示す

たとえば、工場へ画像による検査システムを導入するとします。
装置の型番を選ぶ前に、どの不良を、どの速度や環境で判別したいかを整理します。
誤判定が起きた際の対応や、既存設備との接続も確認します。
同じ性能表示でも、対象物や照明の条件が違えば、自社の用途へ合うとは限りません。

評価を受け取り時まで待たない

候補を比べる段階で、受け入れ条件と確かめ方を決めます。
実際の試料を使う評価、データや設計の確認、試行導入など、疑問に合う方法を選びます。
CMU SEIの技術資料も、製品評価を完成後だけの作業とせず、必要性を明らかにした段階から進めることを扱っています。
外部へ開発を委ねる場合にも、途中で何を確認するかを計画します。

導入後の仕事を含める

購入価格に加え、設置、教育、運用、更新、保守へ必要な仕事を調べます。
画像検査の例なら、品目が変わった際に、誰が設定や評価を更新できるかが重要になります。
供給元へすべてを依存する場合は、返答や変更に必要な時間も計画へ含めます。
導入を担当した人が離れた後の相談先と、記録の保管も確認します。

何を任せるかを区別する

既存製品を買う、外部へ開発を依頼する、共同で新しい能力を作る場合では、評価と調整の範囲が変わります。
名称だけで方法を一つに決めず、目的と責任を具体化します。
企業買収や人材獲得を指す文脈は、ここで扱う製品の調達と同じ活動ではありません。
委ねる範囲の設計はアウトソーシング、比較の条件は判断基準、導入する仕事は実装チームも参照してください。

参考資料