エンジニアのためのデザイン思考
技術者に限らずビジネスに携わる者は、新しい価値を継続的に生み出す必要があります。そのためには、現存のマーケットに存在しない潜在的なニーズをとらえる仕組みが必要になります。そこで現在、注目されているのが「デザイン思考」です。新製品開発だけでなく研究開発においても、その有効性は実証されつつあります。技術者がデザイン思考を学べば、今までとは異なるかたちで、新しい価値を生み出すことが可能になるでしょう。本トレーニングでは、東京工業大学「エンジニアリングデザインプロジェクト」の講義内容をまとめた書籍『エンジニアのためのデザイン思考入門』(翔泳社)を紹介しながら、デザイン思考の基礎についてお伝えします。
コース内容(5時間)
1. デザイン思考とは
- 1.1 デザイン思考の特徴
- 1.2 デザイン思考の事例
- 1.3 デザイン思考のプロセス
- 1.4 デザイン思考のマインドセット
2. ユーザーに共感する
- 2.1 周囲を観察する
- 2.2 インタビューする
- 2.3 世界観に浸る
- 2.4 似たものを考える
3. 着眼点を定義する
- 3.1. リサーチ結果を共有する
- 3.2. モデル化する
- 3.3. 「ざわざわ」感を見つける
- 3.4. 着眼点(POV)を言葉にする
4. 創造的に発想する
- 4.1 解決策ではなく問いを発想する
- 4.2 アイデア発想の手法を使う
- 4.3 スケッチを使って発想する
- 4.4 デザイン原則を設定する
5. 試作を繰り返す
- 5.1 プロトタイプの目的
- 5.2 プロトタイプの種類
- 5.3 見た目と機能のバランスをとる
- 5.4 体験を物語にする
6. 有効性を検証する
- 6.1 まずは自分たちでテストする
- 6.2 ペルソナは手を抜いて作る
- 6.3 最低でも5人に意見を聞く
- 6.4 テスト項目を設定する
講師について
『エンジニアのためのデザイン思考入門』(翔泳社)の著者のひとりである角征典が担当します。
対象者
- デザイン思考に興味のある方
- 新製品を生み出そうとしているエンジニア
- 製品開発チームを率いるマネージャーやリーダー
- 新製品の企画担当者
受講人数
4名以上(4〜6名1チーム構成)
価格
参加人数:〜10人
25万円
参加人数:〜18人
35万円
参加人数:〜36人
55万円
- 価格はすべて税抜です。
- 東京近郊以外で開催する場合は、別途出張費をいただきます。
- 研修後の1か月間はメールでのご質問を承ります。
- 貴社名を事例に掲載可能な場合は「10%オフ」とします(初回のみ)。事前にお申し出ください。
過去の開催事例
- 北海道ソフトウェア技術開発機構「エンジニアのためのデザイン思考入門」(2018〜)
- 令和3年度TOKYO起業塾 ものづくり創業コース【デザイン思考~ユーザーリサーチから商品・サービスを考える~】
- 令和2年度TOKYO起業塾 ものづくり創業コース【東工大EDP講師が教えるデザイン思考~ユーザーリサーチから商品・サービスを考える~】
- ソフトウェア品質シンポジウム2018 併設チュートリアルトラック「エンジニアのためのデザイン思考入門」
- サイエンス&テクノロジー株式会社主催「技術者のためのデザイン思考の基礎と具体的手法」
(公開可能なもの)
参加者による推薦の声(抜粋)
デザイン思考のベーシックなノウハウが習得できて、プロセスの疑似体験もできるので、デザイン思考に興味ある方はオススメです!
自分のような新米エンジニアにも、仕事の現場で活かせる“気付き”と“手法”を与えて下さる講義です。
プログラマ1年生ですが、知っておいた方が絶対、為になると思います!
資料・講義ともに理解しやすく、実習が伴った分記憶にもより残っており、大変勉強になりました。
早速、社内にフィードバックを行いたい。
大変多くの気づきを与えていただき、ありがとうございました。複数質問もさせていただき、チーム作りの段階からよりよいアイデア作りは始まっているのだとハッとさせられました。
チュートリアル開始直後の演習はグループメンバーとフレンドリーになれて良かったです。
グループでワークするのはデザイン思考の特性を感じられて良かったです。
普段と違うことするのがポイントという点、デザイン思考がどのようなものか、だいたいのイメージをつかめました。
デザイン思考のキーワードがわかった点が最大の収穫でした。
ユーザー中心がどういうことか体感できました。
大企業においてイノベーションが育たない理由の一端がわかった気がします。
ワーク中心で持ちかえって取り入れられそうです。
演習で、当たり前のテーマからもこれだけ違う視点を得られました。