スクラムの生みの親である Jeff Sutherland に「スクラムマスターは開発メンバーになれるのか?」と質問をしてみました。(2012-12-09)

「スクラムガイド」に載ってないんだったら、ウォマック博士の『リーン生産方式が、世界の自動車産業をこう変える。』にあるかもしれないね。チーム形成について説明してある。後にスクラムの祖父である野中・竹内が観察したものだ。

大野耐一はフォードに学んで、生産ラインの膨大なムダに気づいた。そして、専門職を外して、機能横断的なチームを作り上げた。チームリーダーというのは、チームのあらゆる仕事ができるメンバーだ。これがスクラムマスターの原型でもある。

私は、野中・竹内のアイデアを使ってスクラムを作った。私のスクラムチームもそうだ。20年間スクラムマスターを見てきたけど、みんな自分でスプリントバックログをバーンダウンさせている。どれも超生産性の高いチームだ。

ただ、勘違いしないで欲しい。スプリントバックログに貢献しない偉大なスクラムマスターというのもいる。最近、ボストンの会社から「最高のスクラムマスターを雇った」という話を聞いた。彼女は元音楽ディレクターで、ソフトウェアのことは何も知らないそうだ。それでも、どのスクラムマスターよりもはるかにチームをまとめるのがうまいという話だ。

http://www.quora.com/Scrum/Can-scrum-master-be-one-of-development-team-members/comment/233021